top of page

英検ライティングのコツ|「抽象化」で理由を広げる

8月18日
読了時間: 4分

英検のライティングで、

「理由が思い浮かばない」

「理由は書けたけれど、その後の説明や具体例が続かない」

と悩む人は多いです。

そんなときに意識してほしいのが、「最初の理由を少し抽象的にする」ことです。

ポイントは、抽象的な理由から具体的な内容へと展開することで、段落の流れを作りやすくすることです。


理由を具体的にしすぎると、その後が書きにくい

英検のライティングでは、自分の意見に対して理由を挙げ、その理由を説明したり、具体例を加えたりして内容を展開していきます。

ところが、最初の理由(トピックセンテンス)を具体的にしすぎると、その後が書きにくくなることがあります。


主な問題は2つあります。

  1. そこからさらに具体化するのが難しくなる

  2. 内容が複雑になり、英語で表現するのが難しくなる


最初から細かいことを言おうとすると、次に何を書けばいいのか分からなくなったり、それを表現するために難しい語彙や文法が必要になったりします。

そこで使えるのが「抽象化」です。


「抽象 → 具体」の順番で考える

例えば、次のような問題を考えてみましょう。

Should governments encourage private companies to create eco-friendly products?

この問題に賛成する理由として、次のようなアイデアが思いついたとします。

Growing environmental awareness will motivate consumers to purchase more eco-friendly products.

もちろん、この内容自体は問題ありません。

しかし、これを最初の一文にすると、そこからさらに「なぜ?」「例えば?」と内容を広げるのが難しくなることがあります。

そこで、このアイデアを一段階抽象化してみます。

① It can be beneficial to the economy.

そして、その理由を説明します。

② Growing environmental awareness will motivate consumers to purchase more eco-friendly products.

そこから具体例を加えます。

③ For example, electric cars have become increasingly popular in many countries.

さらに別の例にも広げられます。

④ In addition, more recyclable and reusable products are being introduced in stores.

流れを整理すると、


①経済に良い

②環境意識が高まれば、環境に優しい商品を買う人が増える

③例えば電気自動車

④さらにリサイクル・再利用可能な商品


となります。

このように、

抽象的な理由 → 説明 → 具体例

という順番で考えると、段落を自然に展開しやすくなります。

具体的なアイデアが浮かんだら、一度「上」に戻る。

ライティング中に②のような具体的なアイデアが思いついても、そのまま書き始める必要はありません。


一度、

「これをもっと大きなくくりで言うと何だろう?」

と考えてみましょう。


例えば、


「環境に優しい商品が売れる」→ economy

「通勤時間を短縮できる」→ time / efficiency

「病気を防ぐことができる」→ health

「犯罪を減らすことができる」→ safety

「子どもが多くのことを学べる」→ education


というように、具体的なアイデアを一段階抽象化できます。


その抽象化した内容を最初の理由として置き、そこから元のアイデアに戻っていけば、「抽象 → 具体」という流れを作ることができます。


難しいことを書く必要はない

英検ライティングでは、複雑で独創的なアイデアを書くことよりも、自分の意見を筋道立てて説明することが重要です。

具体的なことから考え始めると、内容そのものが複雑になり、それを英語にするために難しい語彙や文法が必要になることもあります。


一方、

理由 → 説明 → 具体例

というシンプルな構造を作れば、比較的簡単な英語でも内容を十分に展開できます。


「理由や具体例が思い浮かばない」という人は、アイデアをたくさん出そうとする前に、

「最初の理由を具体的にしすぎていないか?」

を確認してみてください。


具体的なアイデアが浮かんだら、

「これを一言でまとめると?」「もっと大きなくくりで言うと?」

と考えて、一段階抽象化してみる。

そこから具体的な説明や例へと降りていく。

この「抽象 → 具体」の考え方を身につけると、英検ライティングの理由や具体例をずっと組み立てやすくなります。

最新記事

すべて表示
英検ライティングで英文が崩れる理由

英検のライティングを指導していると、特に高校生に多いのが、日本語で難しい内容を考えて、それをそのまま英語にしようとするケースです。 高校生ともなれば、社会問題についてある程度複雑なことを考えられます。 ところが、その内容を英語で表現できるかどうかは別の問題です。 日本語で考えた内容が高度になればなるほど、それを英語にするためには高度な語彙や表現、文法力が必要になります。 その結果、言いたいことに英

 
 
 
勉強と部活の両立は可能?

塾講師をしていると、保護者の方からこんなご相談をいただくことがあります。 「部活が忙しいのですが、英語も伸ばしてあげたいです。宿題をたくさんやるのは難しいと思うので、まずは英語への苦手意識を減らして、学校の勉強についていけるところから見てほしいです。もし余裕が出てきたら英検にも挑戦できれば……」 こういうご相談は、こちらとしても非常に指導方針を立てやすいです。部活に使う時間、本人の現在の英語力、家

 
 
 
伸びる生徒ほど「謙虚」

これまで体験レッスンを含め、多くの生徒を指導してきました。 その中で最近あらためて感じていることがあります。 伸びしろのある生徒ほど、謙虚です。 ここでいう「謙虚」とは、おとなしいとか、自信がないという意味ではありません。 「自分にはまだ分からないことがある」 「ここが苦手だから教えてほしい」 「自分のやり方が間違っているかもしれない」 そうやって、自分の現在地を素直に認められるという意味です。

 
 
 

コメント


黒板に向かう教師
Seijo English Lab

世田谷区成城 英語個別指導塾 Seijo English Labは、東京都世田谷区成城で英語に特化した個別指導塾です。成城学園前駅徒歩1分。

〒157-0066 東京都世田谷区成城6-14-21

050-1725-2015

火・水・木・金 15:00~21:00 / 土 12:00~21:00

bottom of page